13歳・堀越さん(太田南中)MVP 最終審査 3部門15組発表

 プログラミングの能力や発想力を競う「ぐんまプログラミングアワード(GPA)2024」(上毛新聞社主催、クライム、コシダカホールディングス特別協賛)の最終審査が1日、前橋市のベイシア文化ホール(県民会館)で開かれた。3部門に出場した15組が作品を発表。ジュニア部門の太田南中2年の堀越優奈さん(13)が、指文字・手話が学べる学習アプリの内容を披露し、最高賞のMVP・総務大臣賞に選ばれた。

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 小中学生がゲームやアプリの作品を競う「ジュニア部門」、いずれも小学生~大学・専門学校生対象で、独自のアプリケーション開発を競う「アプリ部門」、IoT機器のアイデアと完成度を競う「IoT部門」で審査した。特に優れたアイデアの出場者に、各部門賞や協賛社の企業賞が贈られた。
 県内小中学生19人が5チームに分かれ、31日から2日間でゲームを創作、発表した「ゲームプログラミングハッカソン」では、実際にプレーした来場者らの投票で「ぐんまNo.1(ナンバーワン)」が優勝した。
 会場には協賛社がITサービスを紹介するブースを設置したほか、ステージイベントも開かれた。GPAの入賞経験がある前橋市出身の古沢龍夜さん(26)は生成AIを解説・実演。太田市育ちのラップ担当、コーサカさんが加わる人気Vチューバーユニット「MonsterZ MATE(モンスターズメイト)」はライブパフォーマンスを行い、盛り上げた。
 GPAは「群馬をICTの聖地に」をスローガンに、プログラミング人材の発掘や育成を目指し、2017年に始まった。7回目の今回は県内外から124組がエントリーし、書類や2次審査を経て最終審査に臨んだ。エントリーした小学生のうち1組は、来春開かれる全国選抜小学生プログラミング大会に県代表として出場する。
(文 林哲也、写真 越谷奈都美)

上毛新聞 掲載日
2024/09/02

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