考えを重ね改革を

前工大理事長 福田さんが講演 前橋

 「ぐんまプログラミングアワード(GPA)2021」の関連行事として、上毛新聞社が主催する「最先端ICT講演会」が27日、前橋市の同社で開かれた。前橋工科大理事長の福田尚久さんが、「“Think different.”の意味」と題して講演した。

 「Think―」とは、1997年のアップルコンピュータ(現アップル)の広告スローガン。経営が傾きかけた同社を立て直すため、創業者の一人、スティーブ・ジョブズ氏が復帰、世界に発信したメッセージだ。在職中だった福田さんは当時、ジョブズ氏の命を受け、日本法人の立て直しに奔走。メッセージを基に、思い切った流通改革や、その後の音楽配信サービスなど自身の実績を紹介した。

 「Think―」について福田さんは、「変わったことを考えることではない。Think(考え)を重ねて、今の世の中と比べたらdifferent(違う)という意味」と説明。「人間が作ったものは人間にしか変えられない。だから『Think―』はやり続けないといけない」とした。

 プログラミングのパワーにも触れ、「一人が一つのアプリを作ることで真面目に世の中を変えられる」と強調。さらに、「群馬に特化したアプリをプログラミングできたらすさまじいことになる。地域に根差したプログラマーが育つ基盤をつくることが大事」と語った。

 GPAの協賛社対象の講演会で、関係者約20人が耳を傾けた。
(臂真里緒)

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