萩原君(前橋大室小) 審査員特別賞 全国小学生プログラミング大会

 独自の発想に基づいて制作したアプリやロボットなどを競う「2022年度全国選抜小学生プログラミング大会」が5日、東京国際フォーラムで開かれ、本県代表の萩原豊基君(前橋大室小6年)が8位相当の審査員特別賞に輝いた。最高賞のグランプリには、広島県代表の堀田奈音君(東広島三ツ城小6年)が選ばれた。

 地方大会を勝ち抜いた43組が出場し、ユニークな発想を披露した。昨年夏のぐんまプログラミングアワード2022(GPA、上毛新聞社主催)のジュニア部門で優勝し、全国大会への進出を果たした萩原君は「周りのレベルが高く、まさか上位入賞できるとは思っていなかった。とてもうれしい」と喜んだ。
 発表では、GPAの優勝作品「自分用のスクラッチを作ってみた」をプレゼンテーションした。審査員からの質疑にも、よどみなく答えた。
 出番が終わった後には、他の出場者の発表を見学した。お互いの作品を質問し合うなど交流する時間もあり、「みんな工夫していていろいろな発見があった」と振り返った。
 河野太郎デジタル相は「皆さんの発想は大人の常識を乗り越えることが多くある。その発想こそが日本のデジタル改革を進める重要なポイントになる」との動画メッセージを寄せた。
 審査員長の平井聡一郎さん(情報通信総合研究所)は「毎回レベルが上がっている。今回は作品のジャンルが多様で、どれも(課題を)解決したい、表現したいという気持ちが伝わってきた」と総評した。
 大会は同社や共同通信社などでつくる、全国新聞社事業協議会が主催。テーマは「みんなのみらい」で全国から998組の応募があった。新型コロナウイルスの影響で過去2回はオンライン形式で開催したが、今回初めて会場に代表が集まった。

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