プログラミングの能力や発想力を競う「ぐんまプログラミングアワード(GPA)2023」(上毛新聞社主催、クライム、コシダカホールディングス特別協賛)の最終審査が19日、前橋市のベイシア文化ホール(県民会館)で開かれた。3部門に出場した15組が作品を発表。IoT部門の猪熊蓮音さん、大嶋輝希さん、湯沢拓哉さんの前橋高2年生3人組「トマールくん」が、デジタルを活用して自転車事故を防ぐ仕組みを披露し、最高賞のMVP・総務大臣賞に選ばれた。
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小中学生がゲームや動画などの作品を競う「ジュニア部門」、独自のアプリケーション開発を競う「アプリケーション部門」、IoT機器のアイデアと完成度を競う「IoT部門」で審査した。優れた成績の出場者に各部門賞や協賛社などからの企業賞、急きょ設けられた副知事賞がそれぞれ贈られた。
ステージイベントも行われ、VR(仮想現実)アーティストのせきぐちあいみさんがパフォーマンスを披露したり、特別ゲストでゴールデンボンバーの歌広場淳さんが登場したりして盛り上げた。会場には、協賛社がITサービスを紹介するブースが設けられた。
別室ではeスポーツの交流戦や大会が開かれた。ゲームを創作して発表する「ゲームプログラミングハッカソン」は同市の上毛新聞社で始まり、県内小中学生18人が20日までアイデアを練って競う。
GPAは「群馬をICTの聖地に」をスローガンにプログラミング人材の発掘や育成のため2017年に始まり6回目。県内外から119組がエントリーし、書類や2次審査を経て最終審査に臨んだ。小学生出場者のうち1組が全国選抜小学生プログラミング大会の県代表に選ばれる。
(文 関坂典生、写真 大橋周平)
(上毛新聞掲載 2023/08/20)