プログラミングの能力や発想力を競う「ぐんまプログラミングアワード(GPA)2025」(上毛新聞社主催、コシダカホールディングス、システムクリエイターズ特別協賛)の最終審査が23日、前橋市の昌賢学園まえばしホールで開かれ、4部門の20組が作品を発表した。アプリ部門でキッチンカーの情報発信と利便性向上に役立つアプリを提案した村山真奈美さん(共愛学園前橋国際大3年)、加藤衣遥(いずみ)さん(同)の「わたラボ!」が、最高賞のMVPに選ばれた。
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4部門は、ゲームやアプリの完成度を競う「ジュニア部門」(小学1~4年)と「チャレンジ部門」(同5年~中学3年)、アプリのアイデアなどを競う「アプリ部門」(小学生~大学・専門学校生)、IoT機器が対象の「IoT部門」(同)。特に優れた作品の発表者に、部門賞や協賛社の企業賞が贈られた。
会場にはGPAの一環として開かれたイベント「ゲームプログラミングハッカソン」で、県内の小中学生23人が22日から6チームに分かれて制作したオリジナルゲームが展示され、実際にプレーした来場者の投票と審査員の審査で「チームKMM」が優勝した。協賛社がITサービスなどを紹介するブースも設けられた。
GPAは県内のプログラミング人材の発掘や育成を目指して2017年に始まり、今回で8回目。県内外の166組がエントリーし、書類や2次審査を経て最終審査に臨んだ。最終審査に出場した小学生チームのうち1組は、来春オンラインで開かれる「全国選抜小学生プログラミング大会」に県代表として出場する。
(文 茂木勇樹、写真 大橋周平)
掲載日
2025/08/24